夫の悪口はいつの時代も楽しい

二足の草鞋も履いているのですが、家族の一員としての自分も大事にしてきました。結婚がうまくいっている先輩の話はいつも参考にしています。例えば愛妻家で有名な鬼越トマホークの金ちゃんさん。自分の家でスマホをいじったり仕事をしたりしないでいいように、駅前の公園のベンチでメールを送信し終えて帰ると聞きました。僕もそれを伝授されてから、家になるべく仕事をもちこまないように注意しています。

その他にも、妻にゴミを捨ててくれと頼まれた時は「そっちの方がゴミ箱に近くない?」などと余計なことを言わないようにしています。心がけているのはアンガーマネジメント。何か反論したくなっても6秒我慢して、本当に言い返すべきなのか熟考して、なるべくやめる。たとえ妻が驚くほど高額な洋服を買おうとも、反抗するのはよくありません(笑)。6秒我慢です。芸人さんは奥さんを大事にしている方が意外と多い。医師の友人は夫婦がうまくいってない人が多いので、反面教師ですね(笑)。

Xで夫の悪口に1万いいねがついてバズっていたりするのを見ると、本当に自分も気をつけないとと気を引き締めます。とはいえ婦人公論さんもそうですが、夫の悪口って、平安時代、いや石器時代から必ず盛り上がる話題ですよね。ただ自分だけはその範疇に入らないよう妻を大切に、これからも芸能界と医学界の二刀流を頑張っていきたいと思います。

YouTubeでも人気のポーズで。「芸能界と医学界の二刀流を頑張っていきたい」(撮影◎本社 奥西義和)

 


40歳になるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』(著:しゅんしゅんクリニックP/ワニブックス)

不調と向き合わず、健康なふりをしたまま生活するアラフォー男女が急増中!? 40代となった著者自身が医療、そしてお笑いの現場で実感したことをふまえ、その豊富な医療知識や“医療あるある”をもとに、生活習慣に関するアドバイス、心の病、美容についてのお悩みへの対処法を解説します。まさに“読む処方せん”と言える一冊!