あらためてあらすじ

本日の回で、寅子は最高裁長官らとラジオに出演。そこで長官の山本から「家庭裁判所の母」などと称賛されるも、「家庭裁判所は女性に相応しい場所」という発言に対し、寅子は「性別ではなく個々の特性で決めるべき」と反論しました。

このやり取りを食事をとりながら聞いていた花江。

「私は、女性の真の社会進出とは、女性の特別枠があてがわれることではなく、男女平等に同じ機会を与えられることだと思いま…」と寅子が話している途中でラジオを消すと、部屋にはお漬物をぱりぱりと食べる音だけが響くのでした。

その後、ドラマ後半で寅子に新潟地裁への異動の内示が。花江と直明に説明すると、花江は「お仕事なら仕方がないわよ」「引っ越しの準備をしなくちゃね」と一定の理解を示します。

一方で寅子は、新潟へは娘の優未と二人で行くと言います。対して直明が「申し訳ないけど、それには賛成できない」と反対するも、寅子が「優未は私の子だもの。置いていくわけにはいかないわ」と言い、直明は言葉に詰まる。

すると「寅ちゃんは何も見えてない。何も分かってない」とつぶやく花江。続けて「(優未は)私が責任をもって面倒を見ますから、どうぞ寅ちゃんは新潟で仕事に専念なさってちょうだい」と怒り気味で発言。

なぜ花江が怒っているのか理解できない寅子が「何を怒っているの? 言いたいことがあるなら言ってよ」と言うと、花江は「言ったって仕方がないでしょ!」「この家の主は寅ちゃんなんだから」と反論。対して寅子が「何? その言い方」と言うと、直明が仲裁に入ります。

さらに寅子が「こっちは家族のために、毎日必死に休まず働いているのに!」と言うと花江は「そういう態度よ!」とついに怒りを爆発。

「家族に目を向けられないくらいまで頑張ってくれなんて私、頼んでない」「優未はあなたに甘えたくても必死に我慢して、いい子をがんばってる。あなたに喜んでもらおうと、いい子のフリをしている。わかる?」「寅ちゃんが見ているのはね、本当の優未じゃないの」と涙ながらに訴えます。泣き崩れる花江を前に、寅子が動揺をしたところで、この回は幕を閉じました。