「物事には多面性がある」と捉え直す

例:成功者が投稿する「20代でやっておくべきこと」「役に立たない管理職の特徴」といった内容を見ると、自分にも当てはまることが多く、これまでやってきたことは意味がなかったのではないかと感じてしまう。

この場合、SNSでの投稿を正論と捉えて、それ以外は「間違い」という融通の利かない思考に陥っていることが問題です。

物事には必ず多面性があり、「1つのことができないから、すべてダメ」ではなく、反対に「これができていればすべて大丈夫」というわけでもありません。

「20代でやっておくべきこと」は1つの側面にすぎず、活躍している人の全員がやっているわけでもなく、たまたまその成功者がやっていたことかもしれません。当然ですが、すべてが必ずしも、あなたにとって必要とは限りません。

例えば「説得力のあるリーダーは、話し上手」といった情報があったとします。だけど、流暢によどみなく話すリーダーを説得力があると感じる人もいれば、反対に威圧的と感じたり、言いくるめられてしまいそうと感じたりする人もいるはずです。

このように、物事には1つではなく、複数の面があると常に認識しましょう。