血液検査では「正常値」でも…
しかし、健康診断の血液検査では「正常値」に収まっている人でも、実は血糖値が激しく変動しているケースが多々あります。
健康診断のときは空腹だから低いけれど、食後にドカンと上がっているのです。
これを「食後高血糖」と言いますが、測定していないからわからないわけです。
わからないままに、糖質過多の食事をして血糖値を大きく上げ、その反応として今度は血糖値を大きく下げる。
このように、「食後高血糖」と「反応性低血糖」を繰り返して体をボロボロにしているのが現代人です(下図参照)。
なお、食後高血糖は、「AGE」(終末糖化産物)という悪性物質の産生を促すため、さらに疲れやすくなり、さまざまな病気を引き寄せてしまいます。