OKな接し方の解説
内向型
「しっかり自分で考えるのは大切なことだね」と伝える
内向型は、自分がどうしたいのかを自分でじっくり考えることを好みます。
先生や友だちに言いたいことが言えないのは、考えるのに時間がかかることや、考えてもうまくまとまらないことがあるからです。
内向型の子どもが発言しようとする頃には、話が先に進んでいてタイミングを逃してしまうケースもあるでしょう。
子どもも、自分がすぐに答えられないもどかしさや、自分の気持ちを伝えられない悔しさを感じています。それと同時に、言うのが面倒くさいとあきらめを感じているかもしれません。
親は、うまく言おうとはしているけれど、できなくて悔しがっている子どもの気持ちを理解してサポートしてあげましょう。
「自分でしっかり考えるのは大切なことだね」「無理に急いで考えをまとめる必要はないよ」と、子どものペースでいいから周囲に伝えてみようと励ましてください。
また、内向型の子どもは自分の意見は歓迎されないと思っていることもあります。「先生や友だちは、あなたの気持ちや考えを知りたいと思っているよ」と言うのもよい方法です。
子どもがコミュニケーションの意義を理解し、自分のペースを尊重してもらえると、どうやったら相手に伝わるかを自ら試行錯誤するようになります。