キャサリン妃はスポーツウーマンだった。テニス、ホッケー、スキーと、できないものはない。

3人の子どもの出産に際しても、つわりがきつくて入院したことはあっても、お産自体は軽く、朝方に入院すると数時間後には出産。その日の夕方には赤ちゃんを抱いてカメラの前に立ったことさえあった。

このように妃が健康だったことから、発表された手術や長期療養の内容に国民は疑念を持つようになる。

退院時の妃は、病院の裏口からこっそり迎えの車に乗り、姿を見せることを避けた。「車いすに乗っていたから」「やつれたので、見られたくなかったのだ」とうわさが立ち始めた。

まもなくスペインのテレビ番組で、あるコメンテーターが「妃は人工的に昏睡状態に置かれている」と主張した。

英王室は反論したが、その後は「すでに亡くなった」「王室に殺された」「整形手術が失敗した」と根も葉もないうわさが噴出した。