また4月上旬の週末には皇太子と、キャサリン妃の母であるキャロル・ミドルトンさんがパブに立ち寄る姿が目撃された。皇太子はミドルトン家を結婚前からよく訪ねており、家族とともに宅配されたピザを頰張ったりもした。

母親を15歳で失った皇太子は、キャロルさんを「第二の母」と口にするほど信頼を寄せる。パブでの息抜きは、妻や子どもたちの面倒を献身的に見てくれる義理の母への感謝の気持ちの表れだろう。

チャールズ国王は、キャサリン妃を「最愛の義理の娘」と呼ぶが、4月には妃にコンパニオン・オブ・オナー勲章を授けると発表した。芸術、科学、医学、行政の分野で長期にわたって貢献をした人に与えられるが、ロイヤルファミリーの受章は初めてのケースだ。

5月6日の戴冠1周年を記念した王室に関する世論調査によると、最も人気がある王室メンバーはキャサリン妃で、69%という高い数字だった。国王や皇太子はもとより、国民の多くが妃の全快を待ちわびている。

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