(写真提供:Photo AC)
50代になると「美白ケアを完璧にしているのに年々シミが濃くなる…」「食事量は若い頃と変わらないのに、お腹周りの脂肪が増える一方…」といった悩みを抱える女性が急増します。しかし「それらの不調は決して<年のせい>だからではない」と断言するのは、多くの女優やモデルに支持されるカリスマ美容家の山田祥子さん。今回は、山田さんの著書『50歳からのやめる美容はじめる美容 肌・髪・体が変わる』から、50歳からの女性の健康美に欠かせないケアを一部ご紹介します。

<やめる>肌を劣化させる雑なクレンジング

クレンジングはやり方次第で、シワを深くしたり、シミを増やすなど、肌老化の速度に大きく影響を与えてしまいます。

意外とこのことに注意を払っている人は少ないようです。

皆さんは毎日のクレンジングを、顔のどのパーツも同じように行っていませんか?

たとえば顔の中でも、汚れ落としが雑でおろそかになりやすい部分があります。

額のクレンジング不足は、目周りのシワやたるみに影響を与えますし、鼻の下のクレンジング不足は、口元の梅干しジワの出現につながります。

このようなクレンジング不足は、皮膚の正常な代謝を落とし、老化を早めてしまいます。

一方、逆に過剰にクレンジングをして必要な皮脂膜まで奪ってしまうと、外界からの刺激を受けやすくなり、その結果、シミや色素沈着を多発させることになりかねません。