練習中に負ける辛さに打ち克つ
3月の選考会のトラウマがあって、今も自信があるわけではないですが、早く強い選手と一緒に練習して、コツコツ自信をつけていかないと、と思っています。
病気から復帰してから東京五輪に出て気づかされたのが、世界と全然戦えない位置にいるということ。
今も、自分一人で練習していて周りがいないので、自分がどのくらい速いのか全然分からない。
海外の選手と一緒に練習することは自信に繋がると思います。(東京五輪でメダルを量産した)エマ・マキーオンと以前オーストラリアで一緒に練習をした時も、意地でも勝ちたいと練習中から思っていて、ほとんど負けなかった。
その後の試合で、横にエマがいても全然怖くなかったし、勝てるという自信があったのは少なからず覚えています。
エマとは早くまた一緒に練習したいですし、彼女も楽しみにしていると言ってくれています。
前にオーストラリアに合宿で行った時に白血病で体調不良になったので、当時一緒に練習していたメンバーもとても心配してくれていました。オリンピックの時に久しぶりに彼らに会えて、話せてよかった。
その場所に行って、あんなこともあったなと色々考える時間も欲しいし、コーチのマイケル(・ボール)にもたくさん迷惑をかけてしまったので、オーストラリアに戻ってもう一回強くなるチャンスがあればいいなと思います。
もし、練習中に負けたとしても、自分の足りないところがたくさん見つかるだろうし、自分が強くなりたかったら練習中に負ける辛さにもどんどん打ち克っていかなければ、その先がないなと。
退院して復帰した時も、周りのみんなに全然勝てなくて虚しくなったりして、辛い経験をたくさんしたけど、もう一度そういう経験をする必要もあるのかなと思っています。