何もなくてもいい
「何かがなければ充実してはいない」、そうとらえている人は多いはずです。
でも、何もなくてもいいんです。
率直に申し上げて、わたしはそう大したことをしていません。
そして、大したことのないまま終わっていくという覚悟もしています。ですから、周りに迷惑をかけないのが一番なのです。
このように「自分は大したことがない」という認識から始めると、60代以降もうまくいきます。
※本稿は、『60歳からの人生デザイン - 手ぶらで、笑顔で、機嫌よく過ごすための美学』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。
心、人間関係、幸せ、お金、健康、時間など――。
60歳から考え方を「デザイン」しなおせば、これからの人生が驚くほど上機嫌になる!
出典=『60歳からの人生デザイン - 手ぶらで、笑顔で、機嫌よく過ごすための美学』(著:秋田道夫/ワニブックス)
秋田道夫
プロダクトデザイナー
1953年大阪生まれ。愛知県立芸術大学卒業。ケンウッド、ソニーで製品デザインを担当。1988年よりフリーランスとして活動を続ける。代表作に、省力型フードレスLED車両灯器、LED薄型歩行者灯器、六本木ヒルズ・虎ノ門ヒルズセキュリティゲート、交通系ICカードのチャージ機、一本用ワインセラー、サーモマグコーヒーメーカー、土鍋「do-nabe240」、 湯のみ「80mm」など。2020年には現在世界一受賞が難しいと言われるGerman Design Award でGold(最優秀賞)を獲得するなど、受賞多数。2021年3月よりX(旧Twitter)で「自分の思ったことや感じたこと」の発信を開始。2022年7月からフォロワーが急増し、10万人を超える。著書に『自分に語りかける時も敬語で』(夜間飛行)、『機嫌のデザイン』(ダイヤモンド社)などがある。