いつの時代も求められる「節度」

前向きな思いもネガティブな思いも、すべてを話す。

把握している情報の、すべてを話す。

『60歳からの人生デザイン - 手ぶらで、笑顔で、機嫌よく過ごすための美学』(著:秋田道夫/ワニブックス)

こんな「すべてを開けっ広げに伝える」という姿勢に、わたしは懐疑的でいます。

言わなくていいことは、言わない。

伝えなくていいことは、伝えない。

話さなくていいことは、話さない。

その塩梅(あんばい)は難しいところですが、いつの時代も“節度”のようなものが求められている気がします。