思わせぶりに言っておいて、両方の様子を伺っている…(写真:stock.adobe.com)
気になるニュースや家族のモヤモヤ、日々の生活で感じたさまざまな思いや誰かに聞いてほしい出来事など、読者からの投稿を紹介するWEBオリジナル投稿欄「せきららカフェ」。今回ご紹介するのは、70代の方からの投稿です。同じ職場にいるある人の存在が、とてもモヤモヤするそうで――。

職場のK子は口が上手く…

K子は、仕事よりもお喋りが優先だ。そのお喋りもかなり盛っているか、作り話だ。

5年目の私でも分かるのに、それより長い付き合いの同僚がいちいち「それ本当?」と食い付くのは見ていられない。

K子は口が上手い。

「何でも言ってね」
「あら、それ私がやるのに」

と言いながら、やったためしがない。最初からやるつもりが全く無い。

K子は荷物が届くと「腰が悪い」、掃除を頼むと「膝が悪い」、間違った記載は「目が悪い」、と言って「私って悪いとこだらけなの。皆んなに迷惑かけるから仕事を辞めようと思うのよ」。もう5年も、同じ事を言っている。

1番許せないのは告げ口だ。

「あの切れ者のAさんが、あなたの事をこんな風に思ってるみたいよ。でも、気にしない方がいいわ」

思わせぶりに言っておいて、両方の様子を伺っている。これがK子の趣味だ。

これまでそれが原因で、腹を立てた同僚同士のバトルが、度々繰り広げられた。言った言わないの、小学生レベルのケンカだ。K子は、思い通りに事が運び高みの見物だ。

K子がほくそ笑んでいるのが、周囲の人間は分からないのだろうか。