厳しいリハビリ

リハビリ病院に移ってからはひたすらリハビリの日々。コロナの影響で外出も許可されず、家族の面会も時間制限があるなどの制約が多かったが、ようやく今年の2月に退院。半年ぶりに自宅に戻った。

井上 退院してみたら、家族が厳しすぎて病院がなつかしい! 病院のほうがゆっくりできたんです。(笑)

今尾 うちは、僕も娘もびしびし厳しくリハビリ指導しています。病院では、トイレの前まで看護師さんが車椅子で連れていってくれたけど、家では歩いてもらう!(笑) もちろん退院に際しては、いろいろなところに手すりをつけるなど、準備しておいたので、なんとかできるはずなんです。

井上 実は、早く治りたくて、病院ではリハビリをもっとやりたいと思っていたんだけど、病院ってスケジュールが決まってますよね。自分で腹筋運動をしていたら「やめてください!」って止められちゃう。病院としてはなにかあったら責任もあるし…。だから退院したら、がんばろうとは思っていたのですが、二人があまりにも厳しい…(笑)。ずっと動かしていなかった筋肉を動かすのはとっても痛いんです。

でも私は歌を歌うのが好きなんだなあと、つくづく感じました。侑夕のボイストレーニングも厳しいけど楽しい。ずっと歌っていたいんです。今、デイサービスにも通っているのですが、ピアノに合わせて私が歌うとみんなが喜んでくれるのが、とてもうれしいです。

今尾 実は昨年の秋に初めて歌を歌っているのを聞いたとき、愕然としたんです。音はとれないし、リズムも悪い。これはやばいなあと思いました。それであずみ自身の歌を流して、それに合わせて歌うところから始めたんですが、よくここまで回復してきたと感心します。

今は、加圧トレーニング、水泳、エクソソームなどなど、いいと言われることはすべてチャレンジしています!