近すぎるとお互い傷ついてしまう
自分自身が人にもたれかかろうと思わないので、相手にももたれかかられることがないのかもしれません。
長く仕事を続けてこられた理由の1つには、「人との距離が、近すぎず遠すぎずだったから」があるのかなとも思います。
人と人との距離は、よく「ハリネズミ」にたとえられますよね。近すぎるとお互いを傷つけあう、という意味です。
その通りだなぁと思います。親しいからといって、あまりに相手のプライバシーに踏み込みすぎるのは、結局のところお互いにとってよくありません。
かといって、せっかく人と人が関わり合うのだから、水くさいままなのもつまらないものです。
過剰に相手のことを知ろうとせず、今、自分が相手に差し出せるものを惜しみなく差し出す……そんなふうにしていたら、おのずと人間関係はうまくいくのではないでしょうか。
※本稿は、『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(著:堀野智子/ダイヤモンド社)
1923年4月9日生まれの101歳、現役の化粧品販売員として活躍しているトモコさん。
「世界最高齢のビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定されたトモコさんが、年をとるほど働くのが楽しくなる50の知恵を初公開!