『ぼっち死の館』に登場する、ご近所さんたち(イラスト◎齋藤さん)

ひとりで生きる人はそれなりに気が強い

団地の人はもちろん、団地以外の地域の人とも交流があります。このあたりは、地域猫のためのエサやり場が何ヵ所かあって、それぞれに何人か世話係のボランティアがいるんです。

私は最盛期には10匹飼っていたような猫好きですし、猫好きというだけで輪ができるのか、顔を合わせれば自分の管轄外の人たちとも「あらあら」と会話がはじまる。犬を飼っている人同士も仲が良いですね。自然と繋がるので、動物はかすがいです。

団地の人たちとは立ち話をしたり、ちょっと部屋に寄ってお茶を飲んだりと、ほどよい距離感のおつきあいがあります。

団地に住んでいる人はみんな生活レベルが同じようなものだから、気をつかわず話しやすいのかも。ほとんどが同世代で、助けるのも助けられるのもお互い様なんで、気が楽です。