【5】きちんと説明を求める

手間がかかることや難題を頼まれたとき、その内容の詳細について納得がいくまできちんと説明を求めることが大事です。よくわからないまま引き受けると、後々トラブルの要因にもなりかねません。

また、病院で医師に治療方針の説明を受ける際も、わからないことをそのままにして治療を進めてしまうと、後悔することがあります。

それと同時に、医師に説明を求めるときには、自分自身でもあらかじめ基礎的なことを勉強してから説明を求めるという誠実な姿勢が必要です。

 

【6】相手の面倒そうな表情や逆ギレで尻込みしない

何か質問したときに、相手が不機嫌な表情をしたり、面倒そうな顔をしているので怖くなり、途中でやめてしまうことはありませんか。

家庭でも、家族が不機嫌な顔になるから、黙り込んでしまうからといって、何も話せなくなるという人がいます。そこで諦めてしまうと、自分も鬱憤がたまってうつ状態に陥ってしまうことも。

相手の反応にめげることなく、きちんと説明を求める姿勢を持ち続けてください。

 

【7】相手の感情に巻き込まれない

必要なことを尋ねただけなのに、相手が感情的になることがあります。特に聞かれたくないことや自分の立場が悪くなりそうなことを聞かれると、怒ったり、怒鳴ったりするということも。

実は怒るというのは、相手がコミュニケーションを拒否する態度なのです。

そこで相手の態度に萎縮したり、逆に自分も興奮して怒鳴ったりしないことです。あくまで冷静に、相手の感情に巻き込まれないぞと、自分の心に言い聞かせることが必要です。

 

【8】「You」メッセージを「I」メッセージに変える

「あなたのせいで」「あなたがそうだから」という言葉で始まるのが「You」メッセージです。こう言われると、相手は責められた気分になって、素直にごめんと言えなくなります。

まずは「私は……」という「I」メッセージに変えることで、相手にも冷静に状況を伝えやすくなります。

たとえば、待ち合わせに遅れた相手に「あなたが遅れるから」と話し出すより、「私、ずいぶん待ったわ」と言うほうが、相手との会話がスムーズに運ぶはずです。

 


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