アルコールは“強い薬”、メンタル不調のときにはおすすめしません

お酒は、メンタルが不調なときは避けましょう。

アルコールによる高揚感で一時的に不安が解消されるかもしれませんが、効果が切れると反動でより不安に襲われるため、多量飲酒を続けてしまいやすく、その害は想像に難くありません。

加えて、お酒は高カロリーのものが多く、つまみも脂っこいものや生ものが多いため、体内に不要物を溜めることになり、体や心の不調につながります。

『胃腸をあたためると心の不調が消える: 心も体も自然と元気になる食事と暮らし』(著:櫻井大典/Gakken)

アルコールは古来から、一種の薬としても使われてきました。

うまく使えれば、血流改善、冷えの改善、食欲の回復などにも役立つし、気分をゆるめてリラックスさせる精神安定剤のような働きもしてくれます。

しかし、やはり“強い薬”なので、付き合い方をコントロールできるならよいのですが、メンタルが弱っているとどうしても、うまくコントロールできません。

ですから、今メンタルの不調を感じているなら、避けましょう。

私の漢方相談では、「お酒がやめられない」という人に対しては、まず、なぜやめられないのか理由を探っていきます。

そして、たとえばストレスや不眠など、お酒を求めてしまう根本原因を漢方薬などで改善していくことで、お酒を求める感情を減らしていけないか、とアプローチします。

自分でコントロールできないと感じている方は、専門家に相談してください。