水をたくさん飲む=健康にいいという思い込みを捨てましょう

「健康やダイエットのために、水を1日に2リットル以上飲んでいます!」

本当に多くの方から聞く言葉なのですが、これは中医学の観点ではおすすめできません。

水はたくさん飲めばいいわけではなく、また2リットル、3リットルなど数字を目安にして飲む必要もありません。

その大きな理由は、胃腸は“過剰な水分”を嫌うからです。

また、2リットルという数字の根拠も明確ではなく、身長、体重、体質なども違うのに、すべての人に必ず同じ量の水が必要なはずがないのがひとつ。

さらに、飲むものだけでなく、食べ物からも水分を摂っているのに、その分はカウントされていない点がひとつ。

こうしたことから、1日に必ず2リットルの水を飲む必要はないと考えます。

水は“のどが渇いたときに常温のものを1~2口飲む”、これが基本です。