「先生はもうすぐ来られます」先生呼びの業界にも変化が!?

ある弁護士事務所に行ったときのこと。

見出しの「先生」とは担当弁護士のことで、身内の上司を先生呼びしているのは、お茶を運んできた女性です。

担当弁護士は、売り主の後見人。

相手の売り主が高齢で認知症があるため、私はその後見人の事務所に出向き、「先生」を待っていたのです。

国家資格を持つ士業の世界では、有資格者を「先生」と呼びます。医療関係・学校関係者の慣習と同じですね。

企業法務を行う弁護士は社員からそう呼ばれるでしょうし、有資格者同士でも「先生」と呼び合うでしょう。

しかし、事情があって後見人に依頼したのは、売り主の家族です。

依頼人でもない所外の相手に対する「先生はもうすぐ来られます」は、不自然に感じられました。