トイレットペーパーの使用量を把握する

トイレットペーパーを1か月にどのくらい使っているか、見当がつくでしょうか?

もし災害が起きた場合、今、自宅にあるトイレットペーパーの量で足りるのか、どのくらいの期間もつのかがわからないと不安になります。

停電・断水時は、温水洗浄便座を使用することができないので、なおさらです。必要な量は個人差もあるので、自分が安心できる量を把握しておくことが必要です。

目安となる量の測り方は簡単です。いつも通りにトイレットペーパーを手に巻き取り、それを伸ばして測ってみましょう。1回あたりの使用量が分かれば、あとは掛け算です。

できれば、1か月分の備えをおすすめします。以下の計算式で算出した数値を、1ロールあたりの長さで割れば1か月間で必要なロール数がわかります。

<『トイレからはじめる防災ハンドブック 自宅でも避難所でも困らないための知識』より>

日本家庭紙工業会「日本家庭紙工業会からのお知らせ(第2報)」によると、トイレットペーパーの平均的な利用量は、1週間程度で1ロールです。

これをもとにすると、1か月で4ロールですが、シングルロール(1枚巻き)やダブルロール(2枚重ね巻き)、さらにはロングロール(長尺巻き)など様々なので、日ごろ使い慣れているもので実際に測ってみましょう。