優勝にからむ力士として期待したい

10勝すれば大関に復帰できる関脇・貴景勝は元大関で前頭3枚目・御嶽海に負けた。頸椎が悪いという貴景勝が首を回す姿を見ただけで、私はハラハラする。私も頸椎が悪くて整形外科に通院し、先日、牽引がきつすぎて痛くなった。頸椎は繊細で微妙なのだ。

先場所、霧島は10勝できなくて大関に戻れなかったが8勝して関脇にとどまった。

優勝にからむ力士として期待したいのが、小結の大栄翔と平戸海、関脇から膝の大怪我で幕下まで落ちたが前頭7枚目まで戻ってきた若隆景。しかし、若隆景は、初日に前頭7枚目・美ノ海に押し出された。場所前には、大相撲のニュースや番組がいろいろ放送される。その中で31歳の美ノ海は淡々とした口調で話していたが、力のあるオーラを放っていた。新入幕の前頭16枚目・白熊と前頭14枚目・阿武剋も見逃せない。白熊は目標を「大の里との優勝決定戦」としている。同じ二所ノ関部屋なので対戦がなく、実現したらすごいことだ。

さらに、39歳の怪我をしても休場しない前頭10枚目・玉鷲が、様々な記録を更新するのも楽しみである。

個人的には、前頭2枚目・王鵬、前頭4枚目・正代、前頭8枚目・遠藤、前頭11枚目・佐田の海が勝ち続けてくだされば、私の夏バテと秋落ち(秋バテともいう)が劇的に良くなると思う。大相撲の聖地である両国とはるかに離れ、映画『翔んで埼玉』で「東京都ではない」と言われている町よりも遠くに住む孤独な老人の心身の健康のために、頑張って欲しい。