あらためてあらすじ

ドラマ内で寅子が星家に戻ってくると、家の前には、中の様子をうかがうのどかと婚約者の誠也が。

その家の中では娘・優未と夫・航一がその進路を巡って話し合っていました。

この先にイスがない、そして寄生虫の研究を嫌いになりたくないから博士課程を終える前に大学院を中退して、すっぱり諦めたいと謝りながら話す優未。対して航一は諦めずにもがいてみては、と答えます。

そこで寅子がカットイン。「航一さん、黙って」と航一の話を制止すると「どの道を、どの地獄を進むか、あきらめるかは優未の自由です」と話します。

航一がそれではこれまでの9年が無駄になる、と述べると、さらに「はて? ムダ? 手にするものがなければ、これまで熱中して学んできたことがムダになるの?」と答える寅子。続けて「地獄を進む覚悟」を優未に確認します。

対して航一は「寅子さんは現実を見ていない。甘すぎる。この年齢で何者でもない彼女に社会は優しくない!」「いや、駄目だ。絶対に駄目だ! 僕はかわいい娘が傷つくのを見たくないんだ!」と話します。