笑い始める航一

すると今度はのどかが婚約者・誠也を連れてカットイン。

のどかは、たとえ傷ついても自分が一番で生きたほうが良い。誠也が好きだけど、普通になるなら一緒にいられない。普通の家庭も子どももいらない、自分の人生は自分のためだけに使いたい。誠也も、自分のために芸術の道を諦めて欲しくないなどと話します。

それを聞いた誠也。「それはつまり、俺が普通にならなくても、のどかはずっと一緒にいてくれるってこと?」とのどかにたずねます。

その後、誠也は、のどかは苦労するし、人が当たり前に持っているものはほぼ持っていない人生になると思うが、結婚すると宣言。さらに「大人の僕らが、親の承諾を得るものじゃないかなと」というと、のどかは「それもそうね」と答えて誠也の手を取ります。

一連のやりとりで感情が限界まで高まり、揺さぶられた航一は一周まわって笑い始めます。その様子に「あらやだ怖い」と反応した寅子でしたが、「それぞれの選択を尊重するということで」とまとめると、頼んでいたウナギがまもなく届くことを告げるのでした。