焦っても結果はほとんど変わらない

本来、雑な人間なのでゆっくり丁寧に物事をこなすことも逆に良いのではないか(「早くしなさい!」などと親は子供を急かすけど「丁寧に確実にやりなさい」と言うほうがのちのち良いのではないか) と思うようになった。

ようやく歩けるようになった頃、リハビリの担当者に、

「島村さんは本当はせっかちなタイプなんですね。ずっとおっとりした方なのかと思っていました」
と言われたりもした。

そうなのだ。

私はせっかちなのだ、大阪弁でいうところの「いらち」というやつで常に内心、焦っているし、いつも前のではなく横の信号を見ていた。

しかしこうなってみるとエスカレーターを駆け上がっても結局何分も変わらないように、イライラ焦っても結果はほとんど変わらない。

 むしろ焦った分、雑になっているのではないか。

(写真:stock.adobe.com)