現在の犬山橋

鉄道と道路の併用橋といえば同じ橋桁を同一平面で共用するのが従来は一般的で、愛知・岐阜県境に架かる犬山橋が代表的であった。

両県と名古屋鉄道が建設費を分担して大正末に竣工した併用橋で、平成12年(2000)までは電車と自動車が同一の路上を仲良く(かどうかは知らないが)走っていた。

現在は下流側に道路専用橋が完成、別々になっている。

地形図の表記では路面電車が通る橋と同様で珍しくはなかったものの、路面電車よりはるかに大きい車両の4両編成が自動車に囲まれてゆっくり通過するのはなかなかの奇観であった。