「お金の動き」の輪郭をくっきりさせる

すべてを見える化する。お金の管理はこれに尽きると思っています。

お金に関する資格を持っているわけではなく、多額の貯金があるわけでもありませんが、“身の丈に合った暮らしを継続する”ために、自分なりに試行錯誤し自分専用のプランを立ててきました。

ひとり暮らしをはじめた頃はどんぶり勘定で、貯金なんてとてもできっこない暮らしをしていたのですが、今ではざっくりと、月ごと、年ごとのお金の動き(収支)を把握できるように。

失敗という名の「経験」をたくさんしてきたお陰で、“節約”にウエイトを置いたり使いすぎに注意したりというよりは、貯金する目的を明確にし、本当に“価値がある”と思えるものにお金を使うのが大切だと思い、お金の動きを把握しています。

支出も貯金もすべてをノートに書いて見える化し、自分なりの価値観を持っていると、崩れかけた時に立て直しがききます。心配性なので、いざという時のことも人一倍考えます。

母はレシートの中身をすべて家計簿にコツコツ記録するタイプなので、私もマネして試してみたのですが、三日坊主に終わりました。

ということできっぱり諦めて、すべてを記録することより“毎月見直す”“ちゃんと把握する”ということに軸を置き、毎月収支のみ記録して、振り返るようにしています。

ぼんやりしていた「お金の動き」というものの輪郭がくっきりとしてくることで、人生の心配事が一つ減ったような気がします。

 

※本稿は、『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』(インプレス)の一部を再編集したものです。


人生は折り返し地点からがきっとたのしい』(著:namytone/インプレス)

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