面倒くさがり屋なのに、お金の管理は便利なアプリや家計簿は使わずいつまでもアナログ……。続けるために、収支が把握できて、お金の動きが見えればよいという範囲でコツコツやっています。(写真:『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』より)
40代は、「人生の折り返し地点」とも言える年代です。38歳でひとり暮らしをするインスタグラマー・YouTuberのnamytoneさんは、80歳の祖母の体調不良がきっかけで「人生の折り返し地点」を意識するようになったそう。namytoneさんは「暮らしも仕事もまだまだ色々あるけれど、人生後半は楽しくご機嫌に過ごしたい」と語っていて――。そこで今回は、namytoneさんの著書『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』から、人生後半を楽しむための暮らし方を一部ご紹介します。

「一生懸命」から余力のある暮らしに

仕事でも暮らしでも、一番大事なのは、「余力を残す」ことだと思っています。

アクセルを踏みっぱなしだったこれまでは、常に疲労感と闘い、心にも余裕がなく、でも「これが私の人生だから」と自分に言い聞かせて環境を変えようとしませんでした。

体調を崩すのは当然で、30代前半から自律神経の乱れによるひどい不調に悩まされることに。

この経験を経て、早めにアクセルを緩めることを覚え、時にはニュートラルでいることの大切さを学びました。

健康な精神は健康な身体に宿ると言います。笑うことも、食べることも、働くことも、遊ぶことも、健康がベースにあります。

だから、自分の身体としっかり会話をしながら、「無理をしない」のではなくて、「余裕がある」状態をキープして、緩やかな毎日を過ごすのが目標です。

余裕のある暮らしを意識してから、朝は白湯をゆっくり飲む、という時間を取り入れました。ただボーッと白湯を飲むだけですが、毎日そこから一日をはじめることで肩の力が抜けます。

常に一定のスピードで進むよりも、一旦緩めてからアクセルを踏み直した方がぐんと長く進めたりする……ということにも最近気付きました。