歌手・島津亜矢が、2024年10月7日放送の『徹子の部屋』に出演、歌手修業中の甥と「Amazing Grace」を歌う。圧倒的な歌唱力で「歌怪獣」と称される島津の母は胎教で演歌を聴かせていたそう。半生を語った『婦人公論』2022年4月号の記事を再配信します。
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歌手になるため14歳で上京して
《歌怪獣》というのは、2度目の『NHK紅白歌合戦』出場(2015年)で、「帰らんちゃよか」を歌ったとき、芸人のマキタスポーツさんがとても称賛してくださって、ラジオで「これは怪獣だ、歌怪獣だ」と。嬉しかったです。それ以降、「あ、歌怪獣の人だ」と言われるようになりました。(笑)
5度目の出場となった『紅白』で中島みゆきの「時代」を歌った直後は、所属事務所のホームページにアクセスが殺到する事態に。翌年の「糸」も、大きな話題となった。
――若いファンの方たちが増えました。もともとコンサートでは、演歌以外の歌もレパートリーに入れていたのですが、最近は各局の番組で、いろいろなジャンルの曲を歌う機会をいただきまして。そういった番組には、演歌以外のジャンルの若いアーティストもたくさん出ていらして、そのファンの方たちが私の歌を聴いて、興味をもってくださったようです。『紅白』もそうですね。
コンサートに来てくださるお客さまの層も広がりました。「おばあちゃんを誘ってきました」「親子三代で」といった方々も増えて。カバー曲をきっかけに、私の演歌も聴いてくださるようになって……それは本当に嬉しいことです。