目的から逆算して無駄を省く

毎日慌ただしく過ごしていると、時間がいくらあっても足りなくて、「効率よく物事をすませたい……」と思う人は多いですよね。

『「お茶」を学ぶ人だけが知っている――凛として美しい内面の磨き方』(著:竹田理絵/実務教育出版)

お茶事やお茶会の裏方は、準備することが多く、開始時間も決まっているため、手際よく動かなくてはなりません。

開始時間から逆算して、しなければならないことや順番などの時間割を決めていきます。

茶室の内外を掃除する、庭に水を撒く、花入れに花をいれる、床の間に軸を掛ける、炉に炭を入れる、お釜のお湯を沸かす、お茶道具を整える、お菓子を盛る、お抹茶をこす……などなど、粛々と目の前の仕事をこなしていきます。

時間割を組むことで、無駄を省き、手際よく仕事を行うことができるのです。