コレステロール量は体内で調整される

2015年、厚労省はコレステロールの摂取制限を撤廃しました。卵や肉などをいくら食べても大丈夫ということになったことはよく知られています。

コレステロールは食事からとるほか、肝臓などでも合成されます。その割合はだいたい3対7と言われ、食事でコレステロールを多くとると、体内でつくられるコレステロールの量が減り、余分なコレステロールは体外に排出されるというように、ほぼ一定の量に保たれるように調整されているのです。

『医者にヨボヨボにされない47の心得 医療に賢くかかり、死ぬまで元気に生きる方法』(著:和田秀樹/講談社)

なのに、コレステロールはいけないと言って、卵や肉などを食べないようにすると、卵や肉に含まれるそのほかの栄養もとることができません。

「これは食べないようにする」「これは体にいいから食べる」という健康志向の偏食は、栄養不足を招きます。

トンカツも実は豚の脂身には、不飽和脂肪酸という体によいとされるいい脂が多く含まれています。

「健康にいい」という理由でそればかり食べるのではなく、私は、おいしいと思うものを万べんなく食べることをおすすめしています。