糖尿の原因は「お酒」
夭折の事例が貴族の日記、「記録」にはしばしば記されています。
当時そうしたニュースに接した側は「ビックリ仰天」というよりも、「ああまたか」という感じだったと思われます。
糖尿の原因として考えられるものの一つに飲酒習慣が考えられるでしょう。
ドラマ内でも道長をはじめとして、毎回のようにお酒を飲むシーンが描かれています。
当時の貴族は清酒でなく、糖度の高い「濁り酒」を愛飲していました。
しかも「いい男」の定義が現代のようにスマートな男性、あるいは筋肉質な男性、ということだったらみんな競って節制をしたのかもしれませんが、でっぷり太った男性がモテたらしい。
そうなれば、経済事情が許す人は、盛んに飲んで食べたわけです。で、その結果として糖尿になる、と。
糖尿になるとやたらと喉が渇くそうで、「飲水病」とも呼ばれていました。
道長も糖尿でした。病になってからは、目がほとんど見えなくなっていたそうです。
一方、ドラマの予告によると、次回あの有名な「望月の歌」が披露されるよう。
ただし、そのころの道長は既に糖尿を患っていたはずなので、満月か少し欠けているか、あるいは半月くらいだったのか…。
正直なところ、よく分からなかったのかもしれません。
主人公は紫式部(吉高由里子)。 平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性。彼女は藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。
【作】大石静(脚本家)
【放送予定】[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分 [BSP4K]日曜 午後0時15分