<戦争>と<飢餓>と<病気>

つまり1000年かけて600万人増ですので、あまり増えていないわけです。

藤原道長や紫式部がいた1000年頃ですと、1000万人くらいじゃないでしょうか。

『「失敗」の日本史』(本郷和人:著/中公新書ラクレ)

 

世界でも、日本でも、人口の伸びを抑圧する要素として、<戦争>と<飢餓>と<病気>の三つがあげられます。

平安時代の日本に大きな戦争はありませんでした。

ですので、一般の人々を苦しめていたものとしては、残りの二つ。<飢餓>と<病気>を主な要素として挙げることができるでしょう。