(イラスト◎大野舞)
(イラスト◎大野舞)
スピリチュアリストとして、さまざまな角度から読者のお悩みに答え、生きる指針を示してくれる江原啓之さん。現在は熱海に在住し、ていねいな暮らしをしながら日々「生きる上で大切なこと」を発信し続けています。『婦人公論』のリニューアルにあたって始まった新連載「〈幸せぐせ〉を身に着けよう」。第35回は「息子が希望通り就職できず引きこもりに。「やっぱり大学院に進みたい」と言い出した」です。

Q 息子が希望通り就職できず引きこもりに。「やっぱり大学院に進みたい」と言い出した

A)子どもの意向を聞き入れ、学費を出す

B)進学するなら、学費は自分で工面するよう伝える

自立してくれると思った矢先の顛末

落ち込んで引きこもりになるくらい入りたい会社だったのでしょうけれど、こればかりは仕方ありません。いくら人手不足の売り手市場であっても、必ず希望が叶うわけではないのが現実です。ただ、落胆しつつも息子さんは、自分の進路についてしっかり考え、大学院へ進学したいという答えを出しました。親としては、ようやく自立してくれると思った矢先に、さらなる学費がかかるとは思いもよらなかった顛末なのかもしれません。もちろん経済的な余裕がなく、学費を出せなければ断るしかありませんが、今回は出してあげられる経済力があるという前提でお考えください。このような場合、どう答えるでしょうか。