「浅い呼吸」が様々な体の不調を引き起こす

自律神経は睡眠のほか、免疫やホルモンバランスにも大きな影響を与えています。

自律神経のバランスが崩れると、アトピー、リウマチ、膠原病などの自己免疫疾患や、頭痛、ほてり、動悸、肩こり、腰痛、不安感、イライラなど、さまざまな症状を引き起こす原因となります。

また、日本成人病予防協会も公式サイトで、「常に浅い呼吸を続けていると、副交感神経の代わりに交感神経ばかりが働くようになり、体のあちこちに支障があらわれる」と警告。浅い呼吸が招く病気として次のようなものを挙げています。

・自律神経失調症

・呼吸関連の筋肉の凝り

・背骨のゆがみ

・胃などの内臓・肋骨の下垂

・肝機能の低下

・便秘、呼吸器系疾患など

(「日本成人病予防協会」https://www.japa.org/tips/kkj_1007/

この自律神経を自分でコントロールできる一番の方法が「深い呼吸」です。日本医師会のHPによると、腹式呼吸が人間にとって理想的な呼吸だとされています。

そこでは、腹式呼吸のやり方として以下の4つのポイントを挙げています。

1.吸うときは鼻からゆっくり、おへその下に空気を溜めていくイメージで

2.吐くときは口からゆっくり、からだの中の悪いものをすべて出し切るイメージで

3.吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐く

4.1日10~20回を目安に、無理なく続ける

(「日本医師会」https://www.med.or.jp/komichi/holiday/sports_02_pop.html

腹式呼吸は、横隔膜を下に押し下げることで胸郭を広げ、普段はあまり使われていない肺の下部にまで空気を送り込むため、酸素が体の隅々にまで行き渡ります。

それにより血行がよくなり、筋肉の緊張もほぐれて気分が落ち着きます。また、横隔膜が動くことで腹部の内臓が刺激され、活発に働くようになります。