さまざまな場面で脚力が必要

では、私たちはなぜ、年をとると自分でしっかりと歩けなくなるのでしょうか。

一般に歩けなくなる原因としては、加齢(年をとること)が思い浮かびますが、これ以外の生活習慣として、

『百歳まで歩ける人の習慣 脚力と血管力を強くする』(著:伊賀瀬道也/PHP研究所)

「1日中、座りっぱなしである」
「外出しても車などを使って歩かない」

などのライフスタイルが思い浮かぶことでしょう。

つまり、歩かない生活を送ることは、年をとると歩けなくなることに直結するといえるのです。

歩くための力は、「脚力」といいかえることができます。日常生活では、単純に「歩く」ことに加えて、階段を上り下りすることや、寝たり座ったりした状態から「立ち上がる」など、さまざまな場面で脚力が必要です。

そこで、普段から脚力を鍛えて、生活のなかでつまずいたり転倒したりすることを防ぐのが大切であることは、容易に想像できると思います。