つくづく、《60の壁》は高いと実感…
実年齢はうまくごまかせても、身体のほうまで若くはいられないようで……。昔から実年齢より年上に見られることが悩みだったという川西真澄さん(仮名・千葉県・無職・61歳)。病気の夫が他界し、子どもも手がかからなくなり、せめて実年齢程度にはみられるようにとジムやエステに行ってみましたが――。

自分のための時間を手にして

私は2人姉弟の姉で、昔から背が高く体格がよかった。長女の自覚が言動を大人びさせていたのもあるのだろうが、実年齢よりも上に見られることばかり。

うまく若作りに励めなかったのは、忙しかったせいもある。

25年前、夫が難病を発症。それまでは専業主婦だったが、当時小学生と幼稚園児だった二人の子どもを養うため、訪問介護員のパートを始めた。