「仲間との付き合い」に対する考え方

飲んで楽しみたい人がいることは理解しますが、飲んでいる本人はよくても、飲まずに付き合う側にとっては、まことに堪え難い苦痛だし、短い人生をそんなことで一分一秒だって無駄にしたくない、と私は考えています。

あるとき、いつものように熱心な誘いを受けたので、次のように答えました。

「同期会に参加したい気持ちはあるけれど、お酒を飲む場にも、喫煙する場にも行きたくない。ぜひ今度は昼間の時間帯に、酒なし・お茶だけ・全席禁煙のお店で茶話会(さわかい)として開催してくれないか。そうしたら行くから」すると、なかなか気の利いた幹事がいて、「ぜひ来てほしいから、希望通りにするよ」と言い、実際にその通りの会場を設定してくれたのです。

当日は午後三時くらいから新宿のある店に集合し、お茶を喫しながらみんなで楽しく時を過ごしました。

五時くらいになり「これからお酒を飲みながら続けよう」という流れになったので、私はそこで切り上げてさっさと帰宅しました。

ずいぶんドライだと思われたでしょうが、気にすることはありません。飲み会でだらだらしゃべっているような仲間は、本当に友だちと呼べるのでしょうか。