だからこそ、人の意見を聞く、色々な人と話をしてみる、色々な考え方に触れてみる、色々なアートや書物などに触れてみる、色々な体験をしてみる、というのは、とても大事なんですよね。

なぜなら、自分が知らず知らずに作ってしまった自分の中の当たり前を、それらが壊してくれるから。自分の中の当たり前を壊すことによって、自分のいろんな幅が見えてくるのです。

でも、見えてきた中でどういう選択をするかは、結局自分自身なんです。「私はこういった人間」という選択をするのも自分自身。だから、可能性を狭めてしまうのも、広げていくのも、全ては自分に選択肢があるということ。それは誰のせいでもなく、自分自身が決めている、ということなんです。

なあなあになっていること、当たり前になっていること、変化がないなあと思っていること。それらを変えられる選択肢も、やはり自分にあるということ。そこに気づくだけでも、また新しい世界が見えてくるのではないでしょうか。

すべてにおいて、選択肢は自分にあるということ。マインドフルネスの中でも、そういった選択肢が自分にあるということに気づく、そんなエクササイズがたくさんあります。

こういったヒントが皆さんのお役に立てれば幸いです。

それでは今日もゆるんでいきましょう。

 

※本稿は、Voicyチャンネル『内田恭子のゆるんでいきましょう』の音声配信の一部を再編集したものです。

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