内田恭子さん(写真提供:Voicy)
2006年にフジテレビを退社後、フリーアナウンサー・タレントとして活躍。私生活では二児の母でもある内田恭子さん。現在は、認定MBSR講師の資格を取り、マインドフルネストレーナーとして活躍の場を広げています。そんな内田さんは、日本最大級の音声配信プラットフォーム『Voicy』で『内田恭子のゆるんでいきましょう』を配信中。その中から選りすぐりの話題をお届けします。今回のテーマは「マインドフルネスとのパッショナルな出会い」です。

私は絶対あそこで働きたい!

今回はマインドフルネスと私の出会いについて。皆さん、人生の中で「これ」というものに出会った時に、何か衝撃を受けたような、そんな経験はないでしょうか。

私は思い返してみると、「ピピピ」というのではなく、体の中から「わー」って、ものすごくアドレナリンが出るような、体中が煮えたぎって熱くなるような、そんな瞬間がたびたびあるんですよね。

例えば、学生の時に初めてフジテレビに行った時。

それはフジテレビに行った帰り、ゆりかもめに乗っている時でした。ちょうど夕暮れ時で、ゆりかもめの車窓から見たフジテレビ社屋の銀の丸い展望室が、夕日にあたってキラキラ輝いていたんです。

建物の中にいた時は、まだ当時は建物が出来立てだったこともあり、キレイだなー、広いなー、素敵だなーという印象を受けただけでした。

ところが、帰りの電車の中で、あの光る銀の玉を見た時に、体中から「わー」ってエネルギーが出てくるような感じがしまして、「私は絶対あそこで働きたい」って、その瞬間すごく思ったんです。

なんだか本当に不思議な体験だったのですが、ご縁があり、無事フジテレビに内定をいただくことができたのです。

人生の中で、そういったことってありませんか。それが何かにうまく結びつく時もあれば、「わー」っていうパッションだけで終わってしまう、という時もあるかもしれません。