その受験勉強をする中で、心理学の歴史も学ぶ必要がありました。
私は、大学は商学部だったので、心理学には触れたことがなく、本で読んだり、興味があるものを見てみるというぐらいで、心理学をきちんと勉強するのは初めて。
大学受験を思い出しながら、懐かしく勉強に取り掛かっていた時に、ちょうど近代心理学のところで、この《マインドフルネス》というものが出てきたんですね。
その時の講師の方が、ちょうどカナダでマインドフルネスをの講義を受けてきました、といった話をしてくださって。その時、また例の、あの熱くなるパッションが「わー」っと体中をめぐって。「これだー!」と、なぜか思ったんです。
不思議ですよね。そういう時ってあまり根拠や理由はないのですけれど、そんな思いに駆られまして。そして、私は猪突猛進なところがあるので、大学院の受験勉強なんかすっかり忘れてしまって、その場でマインドフルネスの勉強にスコーンと切り替えることになりました。