食料と防災グッズは最低10日分用意しよう!
災害が起こったとき、電気やガスや水道が復旧し、食料が手に入るようになるまでには10日以上かかることもあります。2週間分以上の備蓄食料や防災グッズをもっておくと安心です。
●マスク
1日1~2枚×10日分×家族の人数分。災害時は家にホコリがたまり、避難所では感染症にかかりやすいのでマスクが必要。
●消火器
地震から火事になることも多い。一家に1本は必要。2階建てなら2階にも。
●ヘルメット
落下物から頭を守る。家族の人数分用意しよう。
●ヘッドライト、ランタン、手回し充電器、ラジオ、電池、ポータブル電源
停電になったときのため。
●応急手当用品
ケガをしたときにそなえて、ばんそうこう、ガーゼ、消毒液、ほうたい、三角巾などを用意しておく。
●ブルーシートとガムテープ
ブルーシートは床にしいたり壁の穴をふさいだり、いろんなことに使える。固定するためのガムテープも必要。
●災害用トイレとトイレットペーパー
1日5~7回x10日分x家族の人数分を準備。家のトイレにポリ袋をかぶせて、即席の災害用トイレにすることもできる。
●ウエットタオル、液体はみがき、除菌シートなど
断水によって手洗いや入浴、はみがきができないときに使う。家族の人数分用意する。
●飲み水
飲み水は1日1人3L×10日分なので30L×家族の人数分。常温保存できるならジュースでもOK。好きな飲み物で楽しく備蓄!ただし、お茶やコーヒーは利尿作用があるから気を付けて。
●食料
1日3食×10日分なので30食×家族の人数分。日常の食材とあわせて長期保存できる缶詰やレトルト食品をたくさんそろえておこう。
●カセットコンロとガスボンベ
ガスや電気が使えないときでも料理ができる。ガスボンベは10本以上あると安心。
●給水容器(ウォータータンク)
給水所でもらう水を入れるための容器。清潔なものを用意しておく。
※本稿は、『いのちをまもる図鑑 最強のピンチ脱出マニュアル』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
『いのちをまもる図鑑 最強のピンチ脱出マニュアル』(監修:池上彰、今泉忠明、国崎信江、西竜一、著:滝乃みわこ/ダイヤモンド社)
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