「蔦屋の…重三郎と申します」
<時代を駆け抜ける>との文字が流れる中、疾走する男性たち。
「蔦屋の…重三郎と申します」との声を背景に見栄を切る”蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星さん)。
「合点承知の助だ!」とにこやかに話すその手に本。
蔦重が往来の多い江戸の町を軽やかに歩く。
背景に「おれは…吉原を江戸っ子が憧れるとこにしてえんです」との声。
<幕府公認の遊郭 吉原>の文字が流れるなか、花の井<五代目瀬川>(小芝風花さん)による花魁道中が映る。
場面が変わり“西の丸の爺”老中首座・松平武元が「恥を知れ!」と喝破する。
悔しそうに項垂れる田安徳川家の七男・田安賢丸(のちの松平定信/演:寺田心さん)。