「お前は何かしているのか?」
「誰も幸せになんかなれない」という女性の声を背景に、男性たち二人によってとらえられる女性の姿が映し出される。
続けて<華やかな世の光と影>という文字が流れる中、もだえ苦しむ女郎たち。
「このままじゃ…廃れるばかりじゃねえすか」と地面に座り込んで肩を落とす蔦重。
吉原の女郎屋「大黒屋」の女将・りつ(安達祐実)、「大文字屋」の市兵衛(伊藤淳史さん)、「扇屋」の主・扇屋宇右衛門(山路和弘さん)らが並び、江戸の町を肩で風を切って進む。
「べらぼうめぇ!」と蔦重の育ての“親”駿河屋市右衛門(高橋克実さん)が殴りつける。
屋敷にて、意次と対面した蔦重。
意次から「お前は何かしているのか?客を呼ぶ工夫を」と問われる。