このメリハリ作戦は、子どもたちのモチベーションを高めるのに大いに役立ちました。「○万円貯まったら○○へ行くよ!」と宣言しておくと、全員がゲーム感覚で競いながら節約してくれるのです。

目標金額を貯めては、海外旅行にも行きました。高齢の両親がいるため、どうしても韓国や台湾などの近場になってしまうんですけどね。次は「ハワイか豪華客船の旅がいいなあ」とウキウキしているのですが、最近は子どもたちのほうが忙しく、全員の予定が合う日がなくて。うまくいかないものですね。

家計が落ち着いた今も引き続き節約は続けていますが、少し方法が変わってきました。最近ではほとんど現金を使わないので、おつりをコツコツ貯めることもしません。代わりに実践しているのが、iDやPayPayなどの電子マネーを使ったポイント集め、通称“ポイ活”です。

提携している店で買い物をすると、条件が合えば15%還元されることもあるので、現金で支払うより断然おトク。不用品はメルカリやPayPayフリマなどで売り、売上金も電子マネーとして使います。

長年の節約生活で痛感したのは、「節約には限界がある」ということでした。もちろん、水や電気をムダにせず、年間数千円浮かせることは基本中の基本。でも今の時代、節約するとともに、自分の力でしっかり稼がないと。

私も苦労したことですが、一度家庭に入った女性が月給20万円を超える仕事に就くのは、本当に難しい。だからこれからは誰かに雇われるだけでなく、自分自身でお金を生み出す方法を「考える力」が必要なのだと思います。

私もまだまだ夢の途中。引き続き楽しく節約生活を続けて、夢を叶えていきたいです。