いろいろ試すことの大切さ

「無理して一度で決めない」という視点を持つことは、「いろいろ試して、一番いいものを選ぶ」ことを意味しています。

この考え方は、幅広いことに応用することができます。

『仕事も対人関係も 落ち着けば、うまくいく』(著:和田秀樹/クロスメディア・パブリッシング)

自分の健康のためにサプリメントを飲む場合には、ビタミンCやトリプトファン(必須アミノ酸の一種)など、世間でいいといわれているものを選ぶ傾向がありますが、それが必ずしも自分に合っているとは限りません。

いろいろ試してみて、自分の調子が良くなるものを選ぶのではなく、みんながいいというものに執着して、最初に選んだものを飲み続ける人が多いのです。

一度で「うまくいく」と考えないことは、自分の考え方の幅を広げて、柔軟性を持つことに役立ちます。

思考の柔軟性がないことを、一般的には「頭が固い」といいます。

頭が固いと、融通が利かなくなりますから、自信を育てることが難しくなってしまうのです。