怒りをエネルギーに変える

「ごく当たり前のこと」と思うかもしれませんが、頭に血が上っていたり、気持ちが動転していると、何も考えられず、思考停止の状態になる人がほとんどです。

「運命だから仕方がない」と諦めてしまうと、何も改善されないまま、残念な状況が続くことになります。

自分の意に反する出来事に遭遇したら、そこで立ち止まって、怒りをエネルギーに変えるつもりでアイデアを考え続けることが大切です。

「まぁ、いいか」と思ってしまうと、いつまで経っても、不満や怒りを持ち続けることになって、前向きな思考ができなくなってしまうのです。

 

※本稿は、『仕事も対人関係も 落ち着けば、うまくいく』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。


仕事も対人関係も 落ち着けば、うまくいく』(著:和田秀樹/クロスメディア・パブリッシング)

どうすれば緊張せずに、本来の自分でいられるのか?

どうしたら焦らずに、本領を発揮できるのか?

精神医学や心理学の視点から、気持ちを落ち着かせて、平常心を取り戻し、本来の自分の実力を発揮する方法をお伝えします。