介護現場のテクノロジー活用には肯定的

しかし、少子高齢化の日本で、今後介護人材が大きく不足していくのは明らか。そのため、介護現場におけるテクノロジー活用について質問したところ、介護業界におけるデータ・テクノロジー活用について「知っている」と回答した人は6.5%。9割以上の人が、介護現場におけるテクノロジー活用について「知らない」、「よく知らない」と答えている。

介護現場におけるテクノロジー活用の認知度 グラフ
●介護現場におけるテクノロジー活用の認知度(画像提供:SOMPOケア株式会社)

 

そこで、テクノロジーを取り入れた介護サービスの利用意向を聞いたところ、「受けたい」「どちらかというと受けたい」と答えた人は合わせて8割近くにのぼり、多くの人が肯定的な回答となった。

 

テクノロジーを活用した介護サービスへの意向 グラフ
●テクノロジーを活用した介護サービスへの意向(画像提供:SOMPOケア株式会社)

 

テクノロジーを活用した方がいい項目に関しては、「排泄(61.4%)」「睡眠(60.6%)」「入浴(59.1%)」に多く回答が集まり、介護する側・される側にとってセンシティブな項目に、テクノロジーの活用が期待されていることが分かった。

一方、人にしかできないこととして、「気遣いや、先回りした行動、とっさの判断」「相手の感情に合わせた会話」「介護される側の心に寄り添うこと」などが回答にあがった。

 

WEBサイト「未来の介護MAGAGINE」(画像提供:SOMPOケア株式会社)

 

SOMPOケアは2024年10月よりWEBサイト「未来の介護MAGAGINE」をオープン。介護現場の今とこれからに関する内容、加藤綾菜さんが夫・加藤茶さんとの生活や介護に対する考え方について語る動画など、様々なコンテンツを発信していくという。

 

【調査概要】
・調査方法:WEBアンケート調査
・調査テーマ:「《未来の介護》に関する調査」
・調査対象者:全国の30代~60代の男女 合計1000名
(自身が介護を受けていない、かつ、自身の親が存命の男女)
・調査期間:2024年7月29日~30日
・調査主体:SOMPOケア株式会社
・調査機関:株式会社ネオマーケティング