一位になんかならなくていい

一位になんかならなくていいのだ。そして、もし自分が今、ピークにあると感じたら、これは本当のピークなんかではなく、まだまだ自分は上昇途上の過程にあるのだというポジショニングを取ればいい。

脳にそういう意識をさせれば、今以上に成長することもできるし、また精神的にも強く楽しくいられるはずだから。

「傑作は常に次回作」である。自分で自分の天井を決めてはいけない。がむしゃらに一番を目指す必要もない。二位でもいいのだ。同じ場所で太く長く生きていこうと思ったら、「最高の二番手」になるべきだ。

※本稿は、『最高の二番手』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
姿を消す長寿番組に厳しくなるコンプラ。ゴールデン枠はグルメや散歩など身近なテーマ一色のテレビに<堺正章>が考えること。「目指すべきは『老益』という存在」
林家木久扇が語る『笑点』の盟友・桂歌丸。「片思いのお相手とご結婚された歌丸師匠。その口説き文句は…」
八代亜紀の「舟唄」と「雨の慕情」が流れた昭和の大晦日。倉本聰作品『北の国から』では、紅白歌合戦の「雨の慕情」をどうしても見たいと純と蛍が…

最高の二番手』(著:堺正章/飛鳥新社)

人生の後半戦は仕事とどう向き合えばいいのか?
どんな人と交わるべきか?
人気者でずっといるには?

芸能界における経験や人生哲学を率直に綴った堺流の「人生の教科書」!