疲労性腰痛、逆流性食道炎のリスクも

とはいえ、背中が曲がりすぎると上半身を後ろから支える脊柱起立筋が疲れて疲労性腰痛が起こりやすくなります。

また、肺や胃などが圧迫されて肺活量が低下し、逆流性食道炎のリスクが高まります。その際は息切れや胸焼け、胃がつっかえるなどの症状が出ます。

(写真提供:Photo AC)

こうした事態になるのを防ぐためにも毎日軽く背すじを伸ばす体操を心がけましょう。

ただし、骨粗しょう症がある時に深く前へ曲げると、圧迫骨折が生じる恐れがあります。骨粗しょう症があるならば、その治療をぜひ受けて改善しましょう。