子どもに何度「勉強しなさい」と声をかけても、まったく勉強する気配がない…と悩む親御さんもいるのではないでしょうか。一般社団法人 教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんは、1週間のやることを手帳に書き、それが完了したら赤ペンで消すだけという「子ども手帳」の仕組みを考案し、大きな話題になりました。そこで今回は、石田さんの著書『勉強しない子には「1冊の手帳」をあげよう! パワーアップ完全版』から、一部を抜粋してご紹介します。
「成長の見える化」でやる気がでる
「子どものやる気を引きだしたい」「子どもに声かけしなくても自ら動いてほしい」という要望をお持ちの保護者はたくさんいます。親としての悲願と言ってもいいかもしれませんね。しかし、このような課題を解決するために、多くの保護者は子どもに「やらせよう」と声かけをしてしまいます。
声かけそのものが、悪いわけではありません。
しかし、声かけしても子どもが動かなかったらどうでしょうか。
さらにイライラが増してしまいますよね。そのイライラは日々蓄積し、やがてちょっとしたことがきっかけとなり、大きな怒りとして爆発することがあるかもしれません。子どもをよくしようと思っているのに、これでは本末転倒です。